日々の思索紀稿

日々の出来事や趣味(特に乃木坂46)などを自由につらつらと書いていきたいと思います。

ぼっちオタクが語る9thバスラ ~後編~

前回の続きです。

まさかの二部構成になってしまいました。もう少しだけオタクの熱のこもったライブレポにお付き合いをお願いします。 

 

目次

 

11. 桃子の保護色で昇天~幸せな人生でした~

 MCを挟み、ライブも後半戦。続いてコロナで大打撃を受けた2020年を振り返ったのですが、2020年の乃木坂、一番のニュースと言えばやはり白石麻衣さんの卒業でしょうね。

白石麻衣さんの卒業シングルのリリースの背景を追うVTRが流れ、その流れで白石麻衣さんの卒業前ラストの曲『しあわせの保護色』が披露されたのですが、なんとセンターを大園桃子さんが担っているではありませんか。

 

やったな運営よ。これはやりましたわ。

 

オタクの頬を流れる一筋の涙。尊さ測定器5000兆点を軽く叩き出すこの演出は全ての乃木坂ファンをその名の通り”しあわせ”で包み込みました。

というのも、白石麻衣さんと大園桃子さんの関係性はファンならだれもが知っている、愛し愛されの尊いものなのです。

最初は泣いてばかりだった大園桃子さんを、大園さんが大好きな白石さんは懸命に励まし、背中を押し、一人前のアイドルに仕立て上げました。アイドルとしての能力だけでなく、心まで成長した大園さんは、白石麻衣さんの卒業ライブの時誰もが泣き崩れることを予想していましたが他の誰よりも笑顔で憧れの白石さんを送り出していました(このエピソードも普通に書いてて泣ける)。

そんな二者の関係性が深かったからこそ大園さんがこの楽曲でセンターを担当することはファンの涙腺にダイレクトアタックしましたね。

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ああああ良い。

正直これを観られただけでも3000円ちょっと払った価値があるってもんだなこれ。

 

12. 2期の絆を見る(2度目)

2020年を振り返るVTRはコロナで配信に突如切り替わった幻の2期生ライブを特集し、その幻のライブで初披露され乃木坂46のMV集にしか収録されてない『ゆっくりと咲く花』という曲をここで披露しました。

ただでさえ、これまで苦労を強いられてきた2期生の歴史に染みる良い曲であるのに、そこに堀未央奈さんの卒業が加わることでさらに良い曲になってファンの心に染みました。

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楽曲終わりに堀さんにちょっかいを出す寺田蘭世さんも観ていてほっこりしましたね。

 

13. 運営が遂に認めた”モンスター楽曲”

 2期生ライブの話が終わると、VTRは次に新しく入ってきた新4期を含めた4期生の話を始めます。

そして、VTRはこう言いました。

新4期生5名を加えた16人で歌ったのは、カップリング曲としては異例のYouTube再生回数が1700万回を超えた”モンスター楽曲”...!!

モンスター楽曲!??!!?!

 思わず復唱してしまいました。

言わずもがな、その楽曲とは『I see...*1を指していました。

 

『I see...』が大好きな僕たちファンからしたら「ようやく運営が認めてくれた」という嬉しさが湧いてくる煽りでした。

25枚目シングル以前のMVは表題曲以外はCDの発売日が来ると同時にshortバージョンにされるというのが恒例でした。しかし、コロナ禍ということもあり25枚目では全ての収録MVをCD発売後も一定期間フルで公開し続けるという動きを見せたのです。するとどうでしょうか。『I see...』が瞬く間に再生回数を伸ばしているではありませんか。そしてとうとう1000万回を突破した辺りでもう運営もshortにするタイミングを見失い現在も続けてフルバージョンで公開されたままです。

shortにするのかしないのか、運営は1000万回超えの事実を認めているのだろうか。それはこの時までうやむやであり、はっきりとした答えはありませんでした。

しかし、だからこそここで運営がはっきり”モンスター楽曲”と豪語してくれたのが「ああっ、ついに言ってくれた」ってなったんですよね。

 

その煽りの効果もあってかめちゃくちゃ盛り上がりましたね一人で。

キラキラセンターの賀喜さんって感じで最高でした。

驚くべきが、こんなに偉業を成し遂げて話題にもなったのにリアルのライブではまだ一度も披露したことがないっていうね。これ有観客で初めてやるってなったらどうなっちゃうんでしょうねえ。ファンぶっ壊れるんじゃないでしょうか。

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13. 本編ラストの楽曲『僕は僕を好きになる』

本編ラストは最新シングルの表題曲『僕は僕を好きになる*2

でした。

今回のライブで唯一フル尺で披露された楽曲。センターという重圧を任されながらも堂々とその責を全うする山下美月さんの立ち振る舞い、歌唱姿、踊り、とても素晴らしかったです。

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途中、間奏を長めに取ったかと思うと山下美月さんが「今日はいつも応援してくれるファンの皆さんのためにメンバー一人一人がメッセージを書いてきました」と言いました。嬉しすぎるサプライズですよねこれ。これを聞いた僕の中に住むチャンカワイは「泣いてまうやろ!!」と叫んでいました。

そしてそう言うとメッセージを全員が上に投げたと同時に冗談かと思うくらい大量のピンクの紙吹雪がステージを覆いました。エグい量でした。もうおっさんなので正直その紙吹雪の角とかでケガしてないかなとか思ってました。

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↑ いやさすがに多すぎやろ

 

歌のパフォーマンスが終わるとグループを代表してキャプテンの秋元真夏さんが挨拶を述べられました。

「今は会えない日々が続いていますが、”必ず会える日が来る”と信じて私たちも頑張っていきますので皆さんその時を待っていてください。(一部抜粋)

この言葉を聞いた刹那、コロナの影響で活動が存分にできない中でもやれることを見つけて自分たちファンに笑顔を届けてくれる乃木坂46というグループの存在や、これまでに乃木坂46が歩んできた努力の歴史、そして感謝、様々な事が僕の頭を駆け巡り泣きました。

どのグループでも言えると思いますが、ライブを観覧した後って本当に「ああ、ファンになってよかった。応援しててよかった」と思うんですよね。これ前も書いた覚えがあるけど。

 

 

14. これが最後のバースデーライブ

本編が終わってもライブ自体はまだ終わりではありません。アンコールがあります。

アンコールは堀未央奈さんがセンターを務めるカップリング曲『そんなバカな・・・』で開幕しました。

堀未央奈さんは今年の3月で卒業することが決まっているので、これが卒業前最後のバースデーライブということになります。この曲はそんな堀未央奈さんへの餞の意味での選曲だと思います。餞別と言ってもこの曲は結構ポップで明るい曲なので、しんみりとした曲で送り出さないところが彼女の人柄に合ってたりグループの空気感らしかったりするのでしょう。

 

曲中、堀未央奈さんが歩きそれに合わせてメンバーが彼女に身体を寄せて卒業を祝い、最後は二期生が歩いてきた堀さんを迎え入れるという演出も素敵でした。

 

『そんなバカな・・・』のパフォーマンスを観るといつも思うんですが、ラスサビが終わった後全員で踊る”空間”が好きすぎる。

 全員が笑顔で、それでいて楽しそうに踊るんですよ。ただし一糸乱れることなく。もう観てて楽しい。なんなら僕も混ざりたいくらい。ごめんなさい、気持ち悪いオタク出ちゃいました。

 

15. キャプテン伝説のやらかし

続いて、ライブの定番曲と言っても過言ではない曲『ダンケシェーン』がかかりました。

さすが生田絵梨花さんと言わざるを得ない、見事なビブラートを効かせて秀麗に歌い上げていました。

 

ライブでのこの曲は曲が終わると「やっぱ乃木坂だな!」とメンバーの一人が言い、我々ファンが「だなーっ!!」と答えるというのがお約束となっている(『笑っていいとも!』でいう、タモさんが「明日も観てくれるかな?」と問うて「いいとも!」と答えるみたいなやつ。ちょっと違うかもしれない)のですが、何度も言うように今日で堀未央奈さんが最後のバースデーライブということでセリフを少し変えてキャプテンの秋元真夏さんが「やっぱ未央奈だな!」と言う予定・・・だったらしいです。

 

しかし、実際の秋元さんは曲の後強引に堀さんのマイクを奪ったにもかかわらず

「やっぱ乃木坂だな!!」

いつもと同じセリフで言うというとんでもないミスをしでかしました。

何やってんですかキャプテン。

結局もう一度やらせてくれとせがみ、曲の最後の方からかけなおして言い直すという前代未聞のやらかしが誕生。

「こんなことがあっていいの!!??」

僕は厳しいオタクなので映像に向かって叱責を浴びせてましたね。冗談ですけど。

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↑凄く良い写真に見えて実は事件の発生直後をばっちり捉えたもの

 

この失態は見事にネットニュースになっていました。

 

 

 

 

 

 

 

以上でライブの良かったところの振り返りは終わりです。

長かったですね。こんなよく書けるなほんまに。自分で思う。

 

それだけライブ自体が良かったってことなんでしょうかね。

前回と今回合わせて何回「良かった」って書いたのだろうか。

 

 

 

 

歴史を紡いできた者とこれから紡いでいく者。どちらも尊い者です。

そんな尊い者たちが集まったグループはさらに切磋琢磨して来年で10周年を迎えます。

 

この先どんな活躍を僕たちファンに見せてくれるのでしょうか。どのように坂を登っていってくれるのでしょうか。

 

楽しみで仕方ない。

 

 

何度も言うようですが、その姿はぜひこの目で見届けたい。映像じゃなく肉眼で。

その願いが現実になること、言い換えれば新型コロナが一日でも早く収束しまた会える日が来ることを願って締めとしたいと思います。

 

 

以上です。ありがとうございました。

 

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【2/23 乃木坂46 9th year birthday LIVE セットリスト】

 

1.ぐるぐるカーテン

2.インフルエンサー

3.シンクロニシティ

4.何度目の青空か?

5.帰り道は遠回りしたくなる

6.君の名は希望

 

7. 夜明けまで強がらなくてもいい

8. キスの手裏剣

9. Out of the blue

 

10. 逃げ水

11.トキトキメキメキ

12.毎日がBrand new day

 

13.バレッタ

14.アナスターシャ

15.ライブ神

 

16.制服のマネキン

17.サヨナラの意味

18.狼に口笛を

 

19.しあわせの保護色

20.ゆっくりと咲く花

21.世界中の隣人よ

22.Route246

23.明日がある理由

24.ファンタスティック3色パン

25.I see...

26.口ほどにもないKISS

27.自惚れビーチ

28.日常

29.Wilderness world

 

30.いつかできるから今日できる

31.おいでシャンプー

32.Sing Out!

33.僕は僕を好きになる

 

34.そんなバカな・・・

35.ダンケシェーン

36.乃木坂の詩

 

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P.S.有識者の方へ

例の”「棒のようなもの」事件”も入れようと思って一度は書いてみましたが、あまりに内容が不適切すぎたと判断したので割愛しました。

 

※話の関係上、特に解説しておくべき楽曲のみ脚注を付けました。ご了承ください。

 

写真:モデルプレス他

 

*1:乃木坂46 25枚目シングル収録の4期生楽曲 詞:秋元康 曲:youth case センター:賀喜遥香 カップリング曲としては異例のYouTube再生回数1700万回を突破&地上波歌番組での披露という偉業を成し遂げる

*2:乃木坂46 26枚目シングル 詞:秋元康 曲:杉山勝彦 センター:山下美月 グループ史上初の3期生単独センター